投資の知識

これだけは知っておきたい、説明会を10倍有意義に活かす3つのコツ

こんにちは、もころぐ(@mokolion1)です。

前回の記事「個人投資家説明会への参加のススメ」に引き続き、個人投資家説明会をテーマに説明していきます。

正直、自分の時間と労力を使って説明会にわざわざ参加する目的は、

いかに有益な情報をたくさん得て、投資に活かすか。(そして利益をだすか)
まさにこれに尽きると思います。

ですので、この記事では私が考える、個人投資家説明会を有意義に過ごす3つのコツをご紹介します。

●早めに会場に行って資料に目を通しましょう。
●積極的に質問してみましょう。
●参加して満足が一番NG。家族や友人に今日の内容を共有してみましょう。

まず予習、次に疑問点を質問、最後に復習+アウトプットすること です。
なんだか勉強に似ていますが、説明会での情報収集も企業研究の一環です。
ですので、予習質問復讐+アウトプットを意識してみてください。

説明会資料は事前に目を通しておきましょう。

ulrichw / Pixabay

まずは早めに会場に行きましょう。
セミナーですと前の席が空いていることが多いのですが、個人投資家説明会では熱心な方々がたくさんいらっしゃるおかげか、前の席から埋待っていきます。
説明会ではIR担当役員、あるいは社長が登壇者としてくるので、せっかくなら前方に座って顔が見える位置で話を聞きましょう。表情なども観察できますし、なんとなくですが人柄や雰囲気もつかめるので、おすすめです。

そして席についたら、始まるまでにざっと軽くでいいので説明会資料に目を通しましょう。
こうすることで、

・今日はどんなテーマについて説明がされるか
・自分が知りたい内容はどの辺りで説明されるのか、
・どこを重点的に聞こうか

など事前準備することができます。

全体の流れをなんとなくでも把握した上で説明を聞くことができれば、話が変わった時(例えば別の事業の話に移ったりした際)に、

「あっ次はこの分野の話か。ここではこの点が気になるから注意して聞こう。」
「もし説明がなかったらあとで質問してみよう」

というように、心に余裕が生まれます
ですので、早めに会場に行って事前に資料に目を通しておきましょう。

もっと聞いてみたい内容について質問してみよう

難しく考える必要はありません。
こんな初歩的なこと聞いたら、会場がシラけるかも。
そんなことを気にする必要はありません。

あなたが知りたいことは、参加している他の誰かも知りたいと思っていることかもしれません。
ですので、積極的に質問してみましょう。

とはいうものの、どんな感じで質問したらいいか悩みますよね。
ですので、例として3つほど質問しやすいジャンルをご紹介します。

●中国リスク(中国経済の減速によって発生する影響)
⇨メーカーであれば会社を問わず質問しやすいジャンルです。

例:御社の消費は中国でも大人気ですが、中国経済が減速した場合どのような影響がありますか?
例:御社の売り上げの3割は中国ですが、中国リスクに対してどのような対策を取られていますか。

●株主還元方針について
⇨もし説明会で触れらていなれば、積極的に聞いてみましょう。
その会社が、どのような形で株主に還元したいと考えているか知ることができるのでおすすめです。

⇨すでに説明があったら深掘りしてみましょう。
例:今後、配当金を増やしていく方針はありますか?
例:長期で保有する株主に対して、株主優待の充実は検討されていますか?

赤字を出している事業を継続する理由
⇨企業は様々な事業をなっているので、中には赤字の事業もあります。なぜわざわざ赤字なのに続けるか気になりますよね。
あるいは、たまたま今回だけ赤字であれば何が原因か気になるところです。例:この雑誌事業は赤字みたいですが、原因は何でしょうか。
例:このお菓子事業はここ数年ずっと赤字ですが、なぜ続けているのでしょうか

次に説明会の場であまりおすすめできない質問をご紹介します。
説明会では積極的に質問していただきいので基本NGはありませんが、
以下2つの質問は避けましょう。

●クレームやご意見
⇨以前対応してもらった社員の態度が悪かった。
カスタマーセンターの電話が繋がりにくい、など。

●説明会のお土産や株主優待が残念。もっと豪華にしてほしい。など

せっかくIR担当役員、あるいは社長に質問できる機会ですので、<今後の成長可能性>や、<株主還元方針><会社が抱えるリスク>などについて質問してみましょう。

参加しただけで終わりにしないために。今日の内容を家族や友人に共有してみましょう。

rawpixel / Pixabay

はい、何気にこのポイントが一番大切だったりします。
説明を聞いた直後は、とてもよく理解している(と思っている)のですが、いざ時間が経つと徐々に記憶から抜けていきます。

そのため、復習+アウトプットが重要になってきます。

もちろん説明会資料をみながら内容を思い出す、でも十分復習になりますが、人に説明することで、

どうして自分はこの企業に興味を持ったのか
なぜ投資をしようと思ったのか
説明を聞いて、自分の大切な資産を投資するにふさわしいか

などの理由が明確になります。

ですので、ぜひ自分が社長あるいはIR担当役員になったつもりで、家族や友人に説明して、おすすめしてみましょう。

実際に説明し投資してもらうという点で考えると、

その企業の魅力や強みは何か
今後も稼ぎ続けられるようなビジネスモデルなのか
社会的にしっかりとした(怪しくない)会社かどうか

を理解して伝える必要があります。

投資するなら、誰だって将来性、成長性があって稼いでくれる企業がいいですよね。
だからこそ、まずは自分の中できちんとその企業について理解する必要があります。

あれ、説明会資料のこのページ、どういう説明があったんだっけ?結構重要な話をしていた気がするんだけど忘れちゃった。もっとしっかりメモとればよかったなぁ。。会社に電話して聞いていいのかな・・・?

 

はい、もちろんです!
そんな時こそ、企業のIR担当に電話で聞いてみましょう。

説明会資料に載っている情報は、全て企業が過去に発表済みの内容ですので、わからない点はIR担当に質問しましょう。

こちらの記事<悩んだらIRに電話してみよう>でもご紹介しましたが、疑問点があればIRにガンガン質問するべきです。

IR担当の仕事は、投資家(投資を検討している人)に対し、企業の現状や情報を伝え、正しく理解してもらうことです。

個人の方が疑問を持ったままだと、⇨企業の現状を正しく理解してもらえない=誤った判断をされてしまう となってしまう可能性があるのでIR担当としては、質問してもらうことで誤った判断を解消して欲しいのです。

ですので、疑問点があるなら説明会の後日でも、IR担当に質問してみましょう。

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それでは今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。

もころぐ

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