株式投資・資産運用

株の購入に悩んでいるなら、IRに電話してみよう。

 株を買ってみたいけど、決断ができない人。企業の担当者に色々聞いてから購入を検討したいと思っている人
「最近ニュースで話題になったり、知り合いから株主優待がとてもいいとオススメされて気になっている企業がある。でも、自分は投資初心者だから判断が難してね。企業のIR担当に電話してみたいけど、何かコツはあるのかな。そもそも株主以外が電話していいのかな。適当にあしらわれるかと思うと不安で電話できないよ。」

 

今回は、こういった個人のみなさまからの疑問にお答えしたいと思います。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

 

この記事の内容(要約)

●投資を考えている人こそ、IR担当にきいて疑問点を解消すべし
●質問に悩んだら、「株主還元」について聞いてみましょう
●情報を聞くだけで満足していませんか。
【きちんと投資判断に活かしてこそです】

 

この記事を書いている私もこログは、個人投資家メインのIR担当として8年ほど従事しています。従業員数500人ほどの中堅企業から1万人を超えるグローバル企業で、毎年多くの個人の方からの問い合わせに対応してきました。(途中転職したため複数企業で働きました。)
正確な人数は数えたことはありませんが、8年間で数百名は対応したのではないかと思います。

これから株を始めたい、購入を検討している方たちのよくある悩みで「こんな初歩的な質問でIRに電話していいのかな」があります。

 

私個人の意見としては、IRを積極的に活用してほしい と思っています。

 

ですので、本日は「疑問点があればIR担当に聞いてみよう」についてご紹介していきます。

●投資を考えている人こそ、IR担当にきいて疑問点を解消すべし

みなさんがイメージされるIR担当の仕事とはどのようなものでしょうか。
①たくさんのモニターがあって常に株価を見ている
②機関投資家に対してプレゼン(IR)している
③個人投資家からの問い合わせに常に対応している
④会社説明会を行う

など色々あると思います。実際の業務としては②、③、④の他に資料作成や株主総会、配当金事務など色々あります。
実際の業務は、今後別記事で紹介したいと思います。

私は主に個人の方をメインに担当させていただきましたが、
個人、機関投資家担当に関係なく、

 IR担当の仕事は投資家に対し、企業の現状や情報をきちんと伝え、正しく理解してもらうこと。

そして、IR活動によって企業価値を高めていくことであると思っています。

ですのでこれから投資しようか検討しているのなら、
疑問点や会社の経営方針など、なんでも積極的にIRに聞いていただき、解消していきましょう。
IR担当としても、会社のことや事業に対して理解していただけるのはとても嬉しいことですし、その後株主になって応援していただけるのであればとてもうれしいです。

個人の方は疑問点が解消されて、株を購入する判断材料が増えることになります。

つまり、IR担当に聞いていただくことは、お互いがwin-winの関係なんです。

IRに問い合わせする際は、会社の代表電話にかけるのが一般的です。
(IR直通番号を公開している企業もあります。)

どの企業も、「会社概要」や「企業情報」のページに代表電話番号が掲載されていますので、アクセスしてみましょう。
(どうしても見つからない場合は、 Yahooファイナンス、企業名、代表電話 で検索してみましょう。)

 

●質問に悩んだら、「株主還元」について聞いてみましょう

「よし!代表電話の番号も調べたから電話してみよう!」
「あれ、名前とかは名乗らずにIR担当についないでください と言えばいいのかな。」

そもそも、

「決算発表日はいつですか?」とか、
「株主優待はなんですか?」 とかだと、
自分で調べろ、と思われるかな。。

はい、次はそんな悩みに対して、解説していきますね。

まず、IR担当に取次をお願いする場合。

「会社のことについて聞きたいので、IRにお願いできますか。?」
「御社の株の購入を検討しています。ちょっとわからない点があるのでIRに繋いでもらえませんか?」

これでほぼ確実にIR担当に繋がります。
ちなみに、名前は名乗っても名乗らなくてもどちらでも大丈夫です。

さらにIR担当として欲を言えば、

・株価について聞きたい
・経営方針について聞きたい
・どんな事業展開をしているか知りたい

などと、聞きたい内容のジャンルを伝えていただけると、
こちらも、あらかじめ心の準備ができますので、よりスムーズにお答えすることができます。

シンプルに、「決算発表いつですか?」でも、もちろん大丈夫です。
ただ、初めて電話するとなると、やはり何を聞いたら良いか悩むと思います。
そんな時は、

御社の株主還元方針について教えていただけますか。

と聞いてみましょう。
この質問に対するIR担当者の回答で、以下の3つのポイントがわかるのでオススメです。

①株主還元として、配当金や株主優待は実施するのか
②株主に対して、株価上昇による企業価値向上で還元するのか、あるいは配当金などの還元に力を入れるのか
③会社の経営陣がきちんと株主の方向を向いて経営しているか

この質問はとても一般的で、会社の経営方針の一つにも含まれますので、IR担当者にとって答えやすい質問です。
それにもかかわらず、答えられない、あるいは会社として株主還元方針について定めていないのであれば残念ですが、会社の経営陣はあまり株主を重視していないと考えることができます。

もちろん、投資対象として見るかどうかは各個人の考えですが、
せっかく自分の大切な資産を使って投資するのであれば、経営陣がきちんと株主を大事にしてくれる企業がいいなと、私は思います。

ただし、注意点としてインサイダー情報に当たる質問は聞くのはやめましょう。
IR担当にいくら聞いても答えてもらえません。
むしろIR担当がぽろっと漏らしてしまったら情報漏えいになります。担当のクビが飛ぶだけでは済まないでしょう。
ちなみに、インサイダー情報に当たる質問は、以下のようなものがあります。

●今度発表される決算は、業績いいの?悪いの?
●業績いいんだし配当金増やすんでしょ。いくらになるの?
●自社株買いするの?するなら教えてよ

どんなに聞いても、
「インサイダー情報に該当しますのでお答えできません」という回答しか得られませんので
しつこく聞くのもやめましょう。

●情報を聞くだけで満足していませんか。
【きちんと投資判断に活かしてこそです】

ここまで読んで、「よし、早速企業研究してIRに質問してみよう!」と思った方は、
素晴らしい状態です。読む前に比べて、だいぶハードルが下がったのではないでしょうか。

しかし、ここでもう一つだけ心にとめていただきたいポイントがあります。

IRに質問することがゴールではありません。
むしろ聞いた情報をきちんと活用して、投資判断に活かす。
そしてその企業に投資してしっかりと利益をだすことがゴールなんです。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

IRに電話をして質問し、疑問を解消することも目的の一つではありますが、本来の目的は、その企業に投資して儲けたい、株主として応援したい、という思いが根底にありますよね。
(会社の経営方針が素晴らしいから、いくら損しても一向に構わない という方はほとんどいないと思います。)

まとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

●疑問点があったらIR担当に質問しましょう。
●IR担当の仕事は投資家に企業の情報を正しく伝えることです。ですので、気後れせずに質問しましょう。
●インサイダー情報は聞いても無駄です。
●質問に困ったら、株主還元方針についてきいてみましょう。その会社の株主に対する基本姿勢がわかります。
●IR担当に聞いて得た情報は、自身の投資判断にきちんと活用しましょう。

こんな感じになります。要するに、気後れせず疑問があればIR担当に質問しましょう。
そして得られた情報はきちんと投資判断に活かしましょう ということです。

投資するかどうかは、最終的には個人の判断になりますが、
判断材料を得るという目的のために、ぜひ、IR担当に質問してみてください。

それでは今日はここまで。
もこログ

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